【葬儀体験談6】永井家の場合|一般的な葬儀と家族葬

 

 

6-1.義父の葬儀のときの話

 

私は夫の両親の葬儀を2回経験したことがあります。12年前の義父の葬儀ときは、初めての経験ということもあり、大変な行事だったことを覚えています。

 

あのときは、自宅の近所のお寺をお借りして、葬儀を行いました。田舎で古いしきたりが多くあり、町内の隣保(※編集注:りんぽ、近隣の人たちが共同で助け合う組織のこと)の人にかなりお世話になりました。

 

6-2.田舎の葬儀では隣保の人たちとの付き合いが大変

 

隣保の方々にはお世話になった一方で、頭を悩まされる面も少なからずありました。

 

一般的な内容で葬儀を執り行いましたが、すべて、隣保の人がお寺へのお布施や業者の費用の支払いや内容まで、こまごまと介入されるわけです。なかなか自分の思うようにできず、イライラする場面も正直言うとありました。

 

葬式の後も隣保の一軒一軒に、夫婦でお礼に回りました。田舎では隣保なしでは葬式はできないものなのだから、近所の人とは丁寧にお付き合いしなくてはいけないものと感じました。

 

6-3.葬儀の費用について率直な感想

 

また、花など、お供えにかかるいろいろな費用も細々とあり、あまり安いとは思えない、高いものが多かったです。骨壺や棺桶の費用は、かなり高額なものもありました。

 

私には、本当にそれだけの値段に見合う価値のものなのか、率直に言ってあまり見分けがつきませんでした。

 

6-4.葬儀費用を安くしたいと言い出せない雰囲気

 

昔、知人の葬儀に参列したときに聞いた話では、ある会館では一階の会場は100万円で二階の会場は200万円から始まり、今日の葬儀は二階だから立派な葬儀だとほめたりしていました。

 

そんな風調を見ると、何となく費用を抑えた葬儀にしたいと言い出せない雰囲気もあり、ついつい見栄をはってしまうのでしょう。

 

6-5.今は家族葬が増えてずいぶん楽になった

 

その後、私は老人病院へ就職したこともあり、数多くの老人の死亡退所に立ち会うことを経験しました。多くの患者さんの家族から相談を受けることが多くなり、一緒に勉強させていただきました。

 

今は家族葬の業者が増えて、隣保の方へお世話になることは少なくなり、内容や棺桶や骨壺まで手軽な価格が取りそろえてあります。

 

母の葬儀は家族葬で執り行いましたが、費用についても聞きやすい雰囲気で、希望も言いやすくなりました。価格の問題だけでなく、気を使うことがないので、ずいぶん楽になりました。

 

6-6.過去2回の葬儀を振り返って思うこと

 

父と母の葬式を二回経験して感じたことは、父の葬儀は大勢の人でドタバタした思い出が強かったため、悲しみが薄かった覚えがあります。

 

一方で、母の葬儀の際は、本当に親しく悲しみを共有できる人と、通夜から葬儀までをいっしょに過ごし、暖かい感じで葬儀を終えることができました。

 

各家庭で一番いいとと思われるやり方を選ばれることが一番と思いますが、故人を慕う気持ちには変わりないので、私個人的には母のときの家族葬がおすすめでした。

 

永井家の葬儀体験談(完)

 

 

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