【小さなお葬式】の支払い方法(クレジット・ローン・現金)について
「小さなお葬式」の支払い方法は、「現金」「クレジットカード」「ローン」の3つです。それぞれの支払い方法のメリット・デメリットを理解して、どの支払い方法があなたにとってベストか判断してください。
ちなみに、葬儀を行うには「3つの費用」が必要になるのをご存知でしょうか? ここを理解していないと大変なことになる危険性があるので、基礎知識として先に説明しておきます。(すでに知ってる場合は飛ばしていただいて大丈夫です。)
葬儀を行うのに必要な3つの費用とは?
葬儀を行うには、大まかに3種類の費用が必要になります。葬儀業者に支払う「葬儀一式費用」、仕出し屋などに支払う「返礼品・飲食費」、そしてお坊さんに直接手渡す「お布施・寺院費用」です。
このうち、「小さなお葬式」に支払う費用は「葬儀一式費用」です。
残りの「返礼品・飲食費」と「お布施・寺院費用」は、一般に、当日・その場で現金で支払います。「小さなお葬式」の定額プランには含まれていないので注意してください。
葬儀一式費用 |
支払い先
支払い方法
|
---|---|
返礼品・飲食費 |
支払い先
支払い方法
|
お布施・寺院費用 |
支払い先
支払い方法
|
ここでお伝えしたかったのは、葬儀費用は「小さなお葬式」に支払うお金だけではないということです。たとえば「小さな家族葬」なら約50万円ほど用意しておけばいいかというと、そうではないということです。できるだけ余裕を持って、予算を計画するようにしてください。
ということで、前置きが長くなりましたが、ここから、「小さなお葬式」の支払い方法について説明していきます。あなたに最適な支払い方法を考えるヒントにしてください。
【支払い方法1】現金一括払い
世界的な流れとして「キャッシュレス化」が進んできています。ですが、葬儀費用については、今後も現金で支払う人が多いのではないかと思われます。
現金一括払いのメリット
現金で支払うメリットとしては、決済方法としてもっともシンプルであることでしょうか。その場で現金を渡して、領収書をもらったら支払い完了。金利・手数料なども発生しませんし、老若男女どなたにでも抵抗感が少ない支払い方法といえます。
葬儀の現場では、参列者が「お香典」を持ってくるので、それなりにまとまった現金が集まります。その現金を、その場で葬儀費用の支払いに流用できるのも、現金一括払いのメリットと言えるかもしれません。
現金一括払いのデメリット
現金一括払いのデメリットとしては、お香典だけで葬儀費用を払いきれない場合に、まとまった現金を自分で用意しないといけないことです。
銀行が休みの土日祝日だと、コンビニのATMとかでお金をおろすしかありません。ですが、1日に引き出せる限度額が、たとえば20万円とか決まっていたりするので、現金を用意するのに困ったという話もよく聞きます。
いずれにしても、現金一括払いが、葬儀費用を支払うもっともスタンダードな方法といえるでしょう。
【支払い方法2】クレジットカード
「小さなお葬式」はクレジットカードで支払うこともできます。クレジットカードで支払うには、「小さなお葬式」に申し込むときの電話で、オペレーターさんに「クレジットカードで払います」と言ってください。支払いの手続きについて案内してもらえます。
ちなみに、故人のクレジットカード(家族カード)は使えないので注意してください。なぜなら、故人の金融資産はすべて、遺産相続の対象になるからです。基本的には、喪主が、自分の銀行口座と紐付いたクレジットカードで支払うことになります。
クレジットカードで支払うメリット
クレジットカードで支払うメリットで一番大きいのは、葬儀が始まる段階で、すでに支払いが済んでいるという安心感ではないでしょうか。
返礼品・飲食費・お布施などの支払いは残っていますが、「小さなお葬式」の定額プランの金額についてはすでに支払いが済んでいます。葬儀の現場でお金のことをあれこれ考えるのはストレスになるので、「すでに支払いが済んでいる」という安心感は大きなメリットといえます。
もうひとつメリットがあるとすると、クレジットカードのポイントがもらえることでしょうか。葬儀費用は高額なので、普通の買い物では考えられないようなまとまったポイントがもらえたりします。
たとえば、還元率の高さで人気の楽天カードだったら、100円あたり1ポイントもらえるので、次のように計算できます。
- 「小さな一般葬」638,000円×0.01=6,380円相当のポイント
- 「小さな家族葬」488,000円×0.01=4,880円相当のポイント
- 「小さな一日葬」338,000円×0.01=3,380円相当のポイント
もらったポイントは楽天市場で自由に使えます。たとえば、「アサヒスーパードライ1箱(24缶)」が5千円程度なので、参列者に振る舞ったビール代を取り戻せるくらいのイメージです。
クレジットカードで支払うデメリット
お金を普通に管理できる人なら、特にデメリットはないと思います。ですが、クレジットカードの特性を理解せずに、どんどん買い物してしまうような人だと、クレジットカードを利用するのはおすすめできません。
特に、「リボ払い」は絶対にやめたほうがいいです。最終的な支払い総額がわからなくなるように巧妙に仕組まれた、リスクの大きい支払い方法だからです。クレジットカードで支払うなら「一括払い」が鉄則です。
【支払い方法3】ローン(分割払い)
「小さなお葬式」では、ローンを組んで分割払いすることもできます。申し込む時点でオペレーターの人に、「ローンを利用したいのですが」と言ってください。手続方法について案内してもらえます。
分割回数は最長で「36回払い(3年間)」まで設定があります。
出典:小さなお葬式
上の画像は「小さなお葬式」の公式ページから持ってきたものですが、具体的な金額は変わることもありえます。申込みのときにオペレーターさんに確認するようにしてください。
ローンの分割払いを利用するメリット
ローンを利用するメリットは、お金がなくても葬儀が行えるところです。あるいは、思い切ってワンランク上の葬儀プランを選ぶなどもできるでしょう。
自動車を購入するときや、マンションを購入するときなどにローンを組んだりしますが、葬儀についても金額によってはローンを利用するのが現実的な選択肢になるかもしれません。
ローンの分割払いを利用するデメリット
ローンは月々の支払いは小さいですが、金利・手数料をとられてしまうので、支払う総額が大きくなってしまいます。最長の36回払いだと、およそ16%増しくらいの総額になるようです。
いずれにしても、分割払いしか方法がない方もいらっしゃることでしょう。それぞれのご事情に合わせて検討されるといいのではないでしょうか。よく言われることですが、「ご利用は計画的に!」ということでお願いします。
【まとめ】小さなお葬式の支払い方法について
「小さなお葬式」には、3種類の支払い方法があります。「現金」「クレジットカード」「ローン」です。それぞれ特徴をまとめると、次のようになります。
現金 | クレジットカード | ローン | |
---|---|---|---|
特徴 |
葬儀当日に葬儀業社に現金で支払う方法 |
クレジットカードで小さなお葬式に支払う方法 |
ローンの分割払いで小さなお葬式に支払う方法 |
メリット |
集まったお香典をそのまま葬儀費用として使える |
葬儀が始まる時点ですでに支払いが済んでいるという安心感、ポイントがたまる |
手持ちの資金が不足していても葬儀を行える、ワンランク上のプランを選べる |
デメリット |
まとまった現金を用意するのに苦労する場合がある |
お金の管理ができる人ならデメリットはない、リボ払いは危険 |
金利・手数料がかかる |
通常、葬儀業者と直接やり取りで葬儀を行うと、強制的に「現金一括払い」で支払わされるケースが少なくありません。
その点、「小さなお葬式」では3種類の支払い方法から選べるというのは、私たち利用者にとって便利ではないでしょうか。ケース・バイ・ケースで、最適な支払い方法を選んでください。
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