「小さなお葬式」で葬儀を行う手順と流れ
このページでは、「小さなお葬式」で葬儀を行う流れを説明します。大きく4ステップで説明していきますが、葬儀業者を紹介してもらうまでの流れが理解できれば、あとは通常の葬儀と何ら変わりません。
- 「小さなお葬式」に電話連絡
- ご遺体のお迎え・葬儀業者選定
- 葬儀(通夜式・告別式・火葬など)
- 葬儀終了後の手続き
それでは、順番に見ていきましょう。
【ステップ1】「小さなお葬式」に電話連絡
故人がお亡くなりになられたら、すぐに、ご遺体をどこか安置できる場所に運ばなければなりません。(病院の霊安室などは1〜2時間ほどしか使わせてもらえないので、すぐに運び出す必要があります。)
ご遺体を自宅などに運ぶなら、とりあえず「寝台車」の手配をする必要があります。あるいは、マンションなどで自宅に安置できないなら、すぐに葬儀場を手配して、そちらに運ばないといけません。
- 寝台車の手配
- 葬儀場の手配
通常だと、ここでみなさんパニックになってしまいます。寝台車をどうやって手配したらいいかわからないですし、どの葬儀場を利用すればいいかもサッパリわからないのが普通だからです。
しかし・・・
「小さなお葬式」が寝台車等をすぐ手配してくれる
「小さなお葬式」を利用すれば、寝台車もすぐに手配してくれますし、その地域で利用可能な葬儀業者も紹介してもらえます。時間がなくてバタバタしているときに、この2つの問題をスムーズに解決できるのは本当に助かります。
「小さなお葬式」を利用するには、まず、オペレーションセンターに直接電話してください。電話番号は、ホームページの目立つ箇所に掲載されています。
小さなお葬式 https://www.osohshiki.jp/
「小さなお葬式」のオペレーションセンターに電話をすると、まずご遺体のお迎え先の情報などを聞かれます。なので、たとえば「○○県○○市の○○病院です」などと答えてください。すぐに寝台車などの手配をしてもらえます。
【ステップ2】ご遺体のお迎え・葬儀業者選定
寝台車が到着するまでの間に、どの葬儀プランを選ぶか? どこの葬儀業者を選ぶか? といった、具体的な内容を決めていきます。
経験豊富なオペレーターさんが、いろいろ質問してくれるので、それにひとつずつ答えていけば大丈夫です。希望条件を確認したうえで、葬儀プランや葬儀業者を提案してもらえます。
葬儀プラン選びについて
5つの葬儀プランから選ぶ
「小さなお葬式」には、5つの葬儀プランが用意されています。告別式などの儀式を行う3つのプラン(一般葬・家族葬・一日葬)と、火葬のみを行う2つのプラン(火葬式・お別れ葬)です。
葬儀プランをどのようにして選べばいいかというと、ポイントは「参列者の見込み人数」と、通夜式などの「儀式を行うか」どうかです。
- 参列者の人数はどのくらいか?
- 火葬のみにするか?
- 通夜式を行うか?
参列者の人数が30名程度を超えるようだと、大きめの会場を手配しないといけません。30名を大きく超える場合には「小さな一般葬」を選ぶのが一般的で、30名を下回る場合には「小さな家族葬」が選択肢になってきます。
参列者が少なく、遺族だけで故人をお見送りする場合に、儀式を行わずに火葬のみでお見送りすることも少なくありません。この場合には、「小さな火葬式」か「小さなお別れ葬」が選ばれます。
とはいえ、火葬のみではしのびない、遺族だけでささやかに儀式を行いたいという希望もあるでしょう。このような場合には、通夜式を行わない「小さな一日葬」を選ぶのが現実的かもしれません。
葬儀プランの選び方については、別の記事で詳しく説明しています。実際にプラン選びをする前に、そちらを読んでおいてください。
葬儀業者選定について
葬儀プランが決まったら、そのプランで葬儀を執り行える葬儀業者をいくつか紹介してもらえます。自宅から一番近い葬儀業者など、利便性の良さそうな葬儀業者を選んでください。
ちなみに、「小さなお葬式」を利用すれば、どこの葬儀業者を選んだとしても「定額プラン」での葬儀になります。原則として追加費用は発生しないので、利便性を基準に判断すれば大丈夫です。
残念なことに、葬儀業社には当たり外れがあるのも事実です。悪質な葬儀業者だったり、変な担当者に当たってしまったりすると、葬儀の満足度が大きく損なわれてしまいます。
ではどうすればいいのか?
クレームが少ない葬儀業者を紹介してもらう
最低限の自己防衛策としては、「小さなお葬式」のオペレーターに、「クレームの少ない葬儀業者を紹介してください」とお願いするといいかもしれません。
さらに、紹介してもらった葬儀業者を利用した(参列した)ことのある親戚などいるなら、どんな感じだったか意見を聞いてみるのもいいでしょう。
これで100%の自己防衛になるとは言い切れませんが、まるっきり「運任せ」にするよりはいい結果になるはずです。
【ステップ3】葬儀(通夜式・告別式・火葬など)の実施
葬儀プランを決めて、葬儀業者も決めたら、ここからは葬儀業者とのやり取りになります。つまり、葬儀業者を紹介してもらうまでが「小さなお葬式」とのやり取りで、葬儀業者を紹介してもらってからは葬儀業者と直接やり取りすることになります。
ここで気をつけたいのが、「小さなお葬式」の定額プランの内容に沿って葬儀が行われているかどうかのチェックです。
「小さなお葬式」の定額プランの流れ
悪質な葬儀業者だと、「小さなお葬式」のプラン内容を無視して、勝手に葬儀を進めていったりするので注意が必要です。つまり、勝手にグレードアップしたり、勝手にオプションを追加したりして、費用を釣り上げようとしてくるわけです。
ネットの口コミを見ていると、「定額プランのはずが、最終的に2倍くらいの費用を払った」などと書かれていたりすることがあります。これは、悪質な葬儀業者に引っかかってしまい、費用を釣り上げられてしまった被害の実例と考えていいです。
こうなると、せっかく「小さなお葬式」を利用している意味がなくなります。葬儀業者が自分勝手にあれこれやろうとしていないか、費用を釣り上げようとしていないか、必ずチェックするようにしてください。
そこだけ注意していただければ、通常の葬儀と同じような流れで進行していきます。詳しくは、別記事でまとめているので、参考にしてください。
【ステップ4】葬儀後の流れ
「小さなお葬式」を利用した場合の支払いですが、クレジットカードで決済する場合と、現金で支払う場合とで少し段取りが変わってきます。
クレジットカードで支払う場合には、【ステップ2】のオペレーターと電話で話をしている段階で、「クレジットカードで払いたい」と伝えてください。すると、オンラインでの支払い手順を教えてくれるので、葬儀が始まるまでに手続きを済ませましょう。
現金で支払う場合には、葬儀が終わってから、葬儀業者に支払いをしてください。参列者のお香典を一部使って支払うのであれば、葬儀後の現金払いを選ぶといいでしょう。
それ以外の手続きについては、通常の葬儀と同じです。詳しくは別記事にまとめているので、そちらを参照してください。
人が亡くなるというのは、突然のこともあれば、(言葉は悪いですが)ある程度予測できるケースもあります。
突然の訃報であればしかたないですが、もし、まだ時間があるなら、今のうちから情報収集しておいたほうがいいです。
葬儀の準備を急ぐケースと急がないケース
葬儀プランなど、その場で決めないといけないのは、精神的にきついもの。亡くなられてからバタバタと判断しても、あとで「ああすればよかった」などと、後悔しないともかぎりません。
事前にどんな葬儀プランあるかだけでもチェックしておくことが、失敗しない葬儀のポイントです。
亡くなる前から葬儀のことを考えるのは不謹慎な気分になるものですが、その場でバタバタしなくてすむくらいの基礎知識は頭に入れておくべきでしょう。
「小さな家族葬」の流れを解説した資料
手元に紙の資料があると、家族や親戚と具体的な相談をするときにたいへん便利です。パンフレットは公式ホームページから、取り寄せることができます。
※送ってもらったからといって、営業電話などは一切かかってきません。
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