【葬儀費用Q&A】お寺に支払った金額は適切だったか?

 

お寺に支払った金額について。葬儀社の人が「このくらいが一般的です」と言った金額を包みましたが、今になって考えると、本当に一般的な金額だったのか疑問に思ってしまいます。ちなみに、読経料と戒名料として70万円ほど、お車代などで2万円ほど包みました。

 

お寺に支払うお金(いわゆるお布施)の相場については、別の記事で詳しくお話ししています。なので、そちらを読んでいただいて、実際に支払った金額と、一般的な相場を比較してみてください。

 

【葬儀費用Q&A】お布施の相場はいくらくらいですか?

 

このページでは、お寺に支払った費用が「適切だったかどうか?」を、どのように考えればいいかお話しします。

 

 

【1】菩提寺がある場合は費用が高くなる

 

もし、菩提寺がある場合は、ある程度多めにお金を包まざるをえません。というのも、大切な先祖代々の遺骨を、菩提寺に預けているからです。

 

お布施の金額によって遺骨の扱いに差が出る?

 

言葉は悪いですが、お寺に預けている先祖代々の遺骨は、ある意味「人質」みたいなものです。お布施の金額を少なめにすることで、先祖代々の遺骨を粗末に扱われないともかぎりません。

 

もちろん、そんなことはないと信じたいです。厳しい修行によって徳を積んでいる僧侶が、お布施の金額によって、故人の遺骨(故人の魂)の扱いに優劣をつけるとは考えたくもないです。

 

しかし、僧侶も人間です。お布施の金額の多い少ないによって、(無意識レベルで)遺骨の扱いに優劣をつける可能性はゼロではありません。

 

お布施の金額によって今後のコミュニケーションがややこしくなる?

 

菩提寺がある場合には、1回の葬儀だけの話では済みません。四十九日とか、一周忌とか、別の親族の葬儀とか、将来的なお付き合いも継続していかないといけないわけです。

 

にもかかわらず、1回の葬儀のお布施の金額をケチってしまったら、どうなってしまうでしょうか?

 

おそらく。おそらくですが、お布施の金額が少ないと、今後のコミュニケーションに支障をきたす可能性が高いです。将来、菩提寺に何か依頼するときに、ああだこうだと、グダグダ言われる危険性があると思うわけです。

 

実際、菩提寺の感情を損ねてしまうと、いろいろややこしくなってきます。

 

例えば、菩提寺との付き合いをやめて、永代供養の墓じまいをするとしましょう。すると、「墓じまいをするなら○百万円払え(払わないと遺骨を渡さない)」などと、普通では考えられないような膨大な金額を要求された事例も耳にします。

 

 

・・・といったようなことを考えると、菩提寺がある場合には、相場価格よりもやや多めに、お布施を支払わざるをえません。完全に、こちらの立場が弱いです。

 

【2】菩提寺がない場合は安くできる

 

一方で、菩提寺がない場合は、お寺に支払うお布施を、ギリギリまで下げることが可能です。というのも、最近では、定額制のお坊さん派遣サービスを利用できるからです。

 

定額制のお坊さん派遣サービスというのは、まさに「定額」で、葬儀などにお坊さんを呼べるサービスです。いくら支払えばいいかが、申し込む時点で確定しています。

 

しかも、金額が事前に明示されるということは、価格競争の概念がシステムに組み込まれているということでもあります。金額を見て高かったら、誰も利用しないわけなので、いわゆる「ぼったくり」がありません。

 

具体的にいくらかかるかは、利用目的(葬儀、四十九日の法要など)、宗派(浄土宗、曹洞宗など)、戒名のランク(信士・信女など)によって変わってきます。

 

もしお寺に支払うお布施を、ギリギリまで安くしたいなら、定額制のお坊さん派遣サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

 

定額のお坊さん派遣サービス(例)
https://obousan.minrevi.jp/

 

【3】今後のお寺の(お布施の)あり方について

 

お寺に支払うお布施については、いろいろ納得できない部分があるのは事実です。払わないで済むなら、払いたくないと思うのが当然でしょう。

 

ただし、お布施を払わなかったら、お寺が存続できなくなってしまいます。そうなると、先祖代々の遺骨を供養することもできなくなってしまいます。これはこれで、困ったことではないでしょうか?

 

お布施に対する(お寺に対する)不信感の原因

 

個人的な見解ですが、お布施に対する私たちの不信感というのは、金額を明確にしないお寺側のやり方に問題があると思います。金額を明確にしようとしないお寺側の態度が、「だまされてるんじゃないか?」という不信感につながるわけです。

 

しかし、おそらくですが、将来的には、お寺の(お布施の)あり方も変わっていくことでしょう。少子高齢化の今の時代において、これまでのやり方にこだわったままでは、お寺も存続できなくなるのが明確だからです。

 

ビジネスであることを明確にしてユーザー目線の運営をすべき

 

現状のお寺は、ビジネスをやっているにもかかわらず、ビジネスをやってないようなフリをしています。ここが問題をややこしくしています。

 

ビジネスならビジネスでいいじゃないですか。堂々と「私たちはビジネスをやっています」と宣言し、料金体系を明確にすべきです。そして、支払いもクレジットカードなどを利用できるようにし、お客様が利用しやすいようにすべきでしょう。

 

日本古来から続くお寺などの文化は大切にしなければなりません。そこに異論をはさむ人はいないでしょう。だからこそ、お寺がもっと、ユーザー目線のサービスを展開すべきです。そうなることを切に願います。


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