【葬儀費用の相場2】参列者の飲食・接待にかかるお金はいくら?

 

葬儀社に支払うお金以外に、仕出し屋(注文を受けて弁当などを配達する店)などに支払う費用も発生します。また、葬儀に参列してくださる方にお渡しする、会葬返礼品を準備する費用も必要です。

 

ちなみに、一般財団法人 日本消費者協会の統計によると、これらを合わせた飲食接待費用の全国平均は「約30万円」だそうです。

 

 

【1】飲食接待費用の具体的内容と相場価格

 

飲食接待費用の「内容」と「相場価格」を具体的にお話しします。

 

なお、ご存知のように、飲食接待費用は、通夜・告別式の有無や、会葬者の人数によって大きく違ってきます。おおまかな目安として、参考にしてください。

 

1.接待料理の費用

接待料理が必要になるのは、お通夜の儀の後(いわゆる通夜ぶるまい)、告別式の日の朝・昼、火葬中(いわゆる精進落とし)、(葬儀と同じ日に行う)初七日法要の後などです。

 

用意すべき料理の量は?

 

料理の量(弁当などの数)をどうするかは、かなり悩ましいところです。遺族と親しい人でなければ、食べずに帰ってしまうでしょうから、どのような人が参列するかをイメージして判断するしかありません。

 

どうしても予想がつかない場合には、想定される参列者数の半分くらいの数量を注文しておくといいでしょう。

 

接待料理については、「数が足りない」というのが最悪のパターンです。昨今は食品ロスの問題などもクローズアップされていますが、そんなことは気にせず、数が足りるように多めに用意しましょう。

 

用意すべき予算は?

 

予算としては、1人あたり1食2千円くらいかかるつもりで用意しておけば間違いないでしょう。つまり、お弁当が1,500円として、ペットボトルやビールなどを合わせて2,000円という計算です。

 

例えば、親族だけで20人いて、それ以外で通夜40人、告別式40人、合計100人参列するなら、次のように試算してみるといいかもしれません。

  • 通夜の儀の後・・・(親族20人+残り40人÷2)×2千円=40人×2千円=8万円
  • 告別式の日の朝・・・20人×2千円=4万円
  • 火葬中(お昼ご飯)・・・40人×2千円=8万円
  • 初七日法要後・・・20人×2千円=4万円

この試算だと、合計24万円かかる計算になります。実際にこんなにかかるかどうかは別として、このくらいの水準の予算を用意しておけば安心ではないでしょうか。

 

2.会葬返礼品の費用

通夜や告別式の参列者には、返礼品をお渡しします。返礼品にはお礼状をつけて渡すので、お礼状の費用も会葬返礼品費用に含まれます。一般的に、会葬返礼品は、お香典の有無にかぎらず全員にお渡しします。

 

会葬返礼品費用は、1人あたり1〜3千円程度です。一般的にはお茶やお菓子などの「持ち帰りやすいもの」を選びます。地方や宗派によっては、ハンカチや清め塩をつけることもあり、その場合は費用も加算されます。

 

仮に、さきほどの接待料理の試算と同じ条件で、参列者が100人として考えてみましょう。ここでは、2千円の品物を用意するとします。

  • 100人×2千円=20万円

 

以上をふまえて、飲食接待費用についてまとめてみます。参列者が100人として試算した結果、次のようになりました。

 

  • 接待料理・・・24万円
  • 会葬返礼品・・・20万円

 

つまり、参列者100人のときの飲食接待費用は合計44万円というわけです。ということは、1人あたりに換算すると4,400円ということになります。

 

  • 4,400円×100人=44万円
  • 4,400円×80人=35.2万円
  • 4,400円×60人=26.4万円
  • 4,400円×40人=17.6万円
  • 4,400円×20人=8.8万円

 

これはあくまで試算ですが、当たらずも遠からずな金額ではないでしょうか。なので、この程度の水準の費用をイメージして準備しておくことをおすすめします。

 

【2】飲食接待費用はセット料金に含まれるか?

 

ケース・バイ・ケースですが、一般的には、セット料金には含まれていないと考えていいです。通夜料理や告別式料理などは、弁当屋さんなどの、いわゆる「仕出し屋」に、別料金で支払うわけです。

 

ちなみに、葬儀社によっては、飲食代なども全部セットになってるような、誤解を招く広告表示をしている場合があるようです。

 

葬儀社の見積もり担当者に、「飲食接待費は見積もりに含まれていますか?」「含まれているなら、参列者何人分ですか?」と確認するようにしてください。

 

飲食接待費用の支払いは、仕出し屋に直接払うケースと、葬儀社がいったん立て替えるケースがあります。葬儀社がいったん建て替える場合には、葬儀社にまとめてお支払する形となります。


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